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ゴッサミストが分析した、ニューヨーク市のスクールバスの遅延に関する過去9カ月間のデータによると、市の公立校のスクールバスは、昨学年度と比べて全体的な遅延件数が減少傾向にあるものの、1時間を超える大幅な遅延は、2015年のデータ収集開始以来、最も高い水準に達していた。同紙が5月29日、伝えた。

市の公立校のスクールバスは、9000を超える路線で15万人以上の生徒を運ぶ。約1カ月を残す今学年度(24~25年)、これまでにバスの遅延総数は6万5811件で、昨年度から17%減少していた。ただ、そのうちの約3分の1に当たる1万9996件は、1時間を超える大幅な遅延で、昨年度から39%増加。1時間目の授業に間に合わず、成績に影響を及ぼすケースもあるという。
遅延の大部分は障害のある生徒を乗せたバスで、遅延全体の74%、また1時間を超える大幅な遅延では94%を占めた。保護者や支援団体は、生徒たちを時間通りに学校に送れないことは、生徒の教育を受ける権利を侵害する「法的問題だ」と主張している。
遅延の最も一般的な原因は交通渋滞だ。市教育局(DOE)の広報担当は、「遅延は交通渋滞、事故、道路閉鎖など、バス会社ではコントロールできない要因によるため、特別支援教育法の広範な違反には該当しない」と説明、「バスの遅延を減らす努力を続けている」と釈明した。
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