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コーヒーを毎日適度に摂取する中年女性は、高齢になっても健康であることが多い・・・。トロント大学医学・栄養科学学部が2日、コーヒー党にはうれしい調査結果を発表した。同日、CNNが報じた。

この調査は、4万7000人を超える中年女性を対象に、30年間分の食生活データを分析。生活習慣や人種などの要素も加味している。同大学のサラ・マーダビ非常勤講師は「50歳代に毎日コーヒーを1〜3杯飲む女性は、主要な慢性疾患や認知機能の衰えがなく、体も心も健全な傾向にある」と説明。ディカフェや紅茶ではこの傾向が見られず、コーヒーのカフェインが健康維持と促進に関連しているとしている。
ただし、中年の女性はホルモンやメタボリズムに変化が起こる。マーダビさんは「コーヒーは長寿につながるとしても、個人差がある。コーヒーを飲めば誰でも健康長寿になれるとは言えない」と警告。「コーヒー摂取を増やしても健康が維持できるというデータはない。コーヒーを飲まない人が飲み始めたからといってより健康を促進できるかも判断できない」としている。また、「コーヒーをたくさん飲む人が、1〜3杯に減らすべきだとは必ずしも言えない」とも話している。
適度なコーヒー摂取の健康効果に関する分析は以前にも発表されている。今回の調査結果もそうした分析と合致する。テューレイン大学公衆衛生・熱帯医学部のルー・チー教授が関わった「朝のコーヒーは日中のコーヒーより死亡率を低くする」という調査もある。
マーダビさんは、コーヒーに健康効果を期待できるものの、「栄養価の高い食事、運動、十分な睡眠も忘れないように」と指摘。チー教授も高血圧、心臓疾患、不安症、睡眠障害のある人は、コーヒー摂取に注意する必要があるとしている。
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