イーストビレッジで長きにわたって愛されている寿司レストラン「HASAKI(波崎)」。先日、その奥にあるガーデンスペースがリニューアルオープンをし、名物の江戸前スタイルの寿司はもちろんのこと、魚介を使った居酒屋メニュー、そして生ビールや日本酒が楽しめる「日本の夏空間」が誕生した。

◆ 名店の奥に隠れた「ガーデン」
おまかせが高騰するニューヨークで、日本産の魚をふんだんに使用しながらも「ちゃんとしたお寿司を、正しい値段で出すお店を」というオーナー・八木秀峰ボンさんの思いから、カウンターで “おまかせコースが100ドル以下” という価格を維持する同店。1984年のオープン以来、約40年にわたってニューヨーカー、そして日本人から深く愛されている。

8席のカウンターに24席のテーブル席が並ぶ、洗練されたレストラン内を抜けると、コロナ禍以降ずっとお披露目されていなかった「HASAKI ガーデン」へと繋がっている。祇園・京都にあるような風情たっぷりの小道を歩いていくと、隠れ家のようなガーデンスペースへとたどり着く。

ガーデンには木陰に隠れたカップル席や、広々としたダイニングテーブルなど、ニューヨークの喧騒からは一変するような空間が広がっており、壁一面には水がカーテンのように流れる演出も。また扇風機も備えられているため、暑い夏でも快適に過ごすことができるのも嬉しいポイントだ。
◆ “ちょっと贅沢な” 居酒屋メニュー
ここでは、「波崎にぎり」(45ドル)や「お造り上盛り」(48ドル)といったHASAKIらしい定番メニューから、「真鯛といぶりがっこ 柚子ヨーグルトソース」(18ドル)や「たたきマグロのセビーチェ風」(19ドル)、また岐阜県飛騨地方の郷土料理「銀鱈(ぎんだら)の朴葉焼き」(34ドル)といったニューヨークではあまり見かけない “ちょっと贅沢な” 居酒屋メニューも勢ぞろい。



またそんなメニューと合わせて楽しめるようにと、キンキンに冷えた生ビールや各地の日本酒も種類豊富に揃ってるので、ニューヨークの街中レストランやルーフトップバーとは一味違う、「日本の夏」を感じるにはもってこいの空間となっている。
取材・文・写真/ナガタミユ
HASAKI(波崎)
住所
210 E 9th St
営業時間
17:30-21:30(火〜土/日・月は定休日)
公式サイト
https://www.hasakinyc.com/
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/hasaki.nyc/
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