合わせて読みたい記事
ニューヨーク市は2026年7月1日から、公立学校や市立病院などで提供される食事に新基準を導入し、加工肉を全面禁止するとともに、人工着色料や低カロリー甘味料、特定の添加物、保存料の使用を厳しく制限する。健康情報サイトのヘルスビートが8月29日、伝えた。

2008年に初めて制定された市の食品基準は、数年ごとの見直しが義務付けられている。今回の改定は既存の規制をさらに強化したもので、慢性疾患や食生活に起因する病気が市民の主要な死因であり、とりわけ黒人住民に深刻な影響を及ぼしていることが背景にある。
新基準では、学校給食や病院食、高齢者向け宅配食など11の市機関が年間に提供する約2億1900万食の食事やスナックを対象に、人工着色料、低カロリー甘味料、特定添加物・保存料の規制を強化する。加工肉類を禁止し、チキンナゲット、モッツァレラスティック、テイタートッツ(ポテト加工品)など、あらかじめ揚げて調理された食品についても推奨しない方針だ。代わりに、可能な限り全粒食品や最小限の加工食品、地元産食材を使用し、最初から調理した食事を推奨する。
市民の平均寿命の向上を目指す市保健局(DOH)の取り組み「HealthyNYC」の一環として市は30年までに心疾患や糖尿病関連の死亡率を5%減少させ、がんによる死亡率を20%減らすことを目標に掲げている。
RELATED POST
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








