ニューヨークタイムズ恒例の「全米ベストレストラン2025」がこのほど発表され、50店舗中、ニューヨークから4つの新しい店が選ばれた。同紙は選定にあたり、14人の記者・編集者が全米33州を76回出張、200食以上を実食した。記者は予告なしに訪れ、スマートフォンのアプリ経由で予約を入れ、食事代は全て自己負担とした(無料提供は一切なし)。
(1)Borgo(124 E. 27th St.)

ブルックリンでDiner、Roman’s、Marlow & Sons、Achilles Heel、She Wolf Bakeryなど高い評価を得るレストランを数多く手がける、アンドルー・ターロウがマンハッタンに初めて出した店。オープンは昨年9月。シェフのジョーダン・フロゾーネは、イタリアの伝統料理を大胆かつ見事にアレンジ。「とろとろのフォンティーナチーズがあふれ出る紙のように薄いフォカッチャ」「想像できる限り最も甘い黄金色のチェリートマトで覆われた自家製ラビオリ」「コーヒーでグレーズした仔牛の胸腺」「レアステーキに偽装した牛の心臓」「香ばしく焼き上げられたブランジーノの姿焼き」など。キャンドルが灯るダイニングルームは「洗練されたエネルギーで満ちている」
(2)Ha’s Snack Bar(297 Broome St.)

ローワー・イースト・サイドに今年1月オープン。フレンチとベトナムを掛け合わせた独創的な料理を提供する。ベトナム料理の伝統的調味料ニョクマム(魚醤)がほぼ全ての料理に使われ、ドリンクメニューも「ワクワクするような」ラインナップ。シェフのアンソニー・ハとサディ・メイ・バーンズ=ハによる日替わりメニュー、例えば「トリッパと黄金色のチェリートマトのヴォル・オ・ヴァン(フランスのパイ料理)は目からうろこが落ちる味」
(3)Kabawa(8 Extra Pl.)

モモフクグループのシェフ、ポール・カーマイケルが手がけるスリリングで野心的なカリビアンレストラン。今年3月にオープン。プリフィックスメニューは3種類のボリュームたっぷりのコースと豊富なサイドディッシュで構成され、「島の名物料理に遊び心のあるアレンジが加えられている」。「外はサクサク、中は餅のようにモチモチの黄金色のバミー」「発酵させたスコッチボンネットをほのかに効かせた、生で食べるペッパーシュリンプ」「ハバネロの炎のような辛さで、触れただけで切り分けられるほど柔らかく、堂々とした山羊肉」など。デザートには「ダイキリかき氷」を。
(4)Smithereens(414 E. 9th St.)

「暗く嵐のような雰囲気」のシーフードレストラン。昨年11月オープン。シェフのニコラス・タンブーロが好んで調理するのは、ブルーフィッシュやホワイティングといった普段あまり注目されない魚。「骨まで使い尽くして魚の真価を引き出している」。「クリームのようなライスを浮かべたチャウダー。宝物のように隠されたクアホッグ貝を噛んだときのジューシーさは、おそらく世界最高」
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