NYに誕生した「遊べるホテル」、チェルシーにラグジュアリーな新拠点

おでかけ

アルゼンチン発、マイアミで進化を遂げたラグジュアリーホテルブランド「ファエナ（Faena）」が、9月9日にニューヨークにオープンした。アートと劇場的ホスピタリティを融合させた「文化的な遊び場」としても注目を集めている。

ホテルの2階に位置する「リビングルーム」は、日中はリラックス空間、夜はバーになる。
Living Room （photo: 公式リリースより）

◆ ニューヨークの新たな文化的ランドマーク

2000年にアラン・ファエナとレン・ブラヴァトニックによって設立されたフェエナは、都市に「ファエナ・ディストリクト」を築き、街そのものを再生することで知られる。ブエノスアイレス、マイアミに続くニューヨークは、世界で3軒目。

ファエナ・ニューヨークは、宿泊施設にとどまらず、アート、デザイン、レストラン、ウェルネススパ、劇場が、一体となりニューヨークの新たな文化的施設になる。

◆ 話題の“バルコニー直結シャワー”付き

宿泊は1泊およそ1000ドルから。400平方フィートから3000平方フィートまで、多彩なレイアウトの客室が揃う。床から天井までの大きな窓からは、ハドソン川やニューヨークのスカイラインを一望できる。その頂点に位置するのが、専用エレベーターでアクセスする2フロアにわたるプライベートレジデンス。ウォークインシャワーがそのまま専用バルコニーに繋がり、3つのキングベッドルーム、グランドピアノやテラスを備えゴージャスな作りになっている。

◆ レストランにも注目

ホテルの目玉のひとつは、世界的に知られるアルゼンチン人シェフ、フランシス・マルマン（Francis Mallmann）が手がけるレストラン「ラ・ボカ（La Boca）」である。マルマンが得意とする直火焼き料理）は、南米の情熱をマンハッタンのダイニングシーンにもたらす。

◆ ハイライン上に広がる圧巻スパ

今年後半にオープン予定の「ティエラ・サンタ・ヒーリングハウス（Tierra Santa Healing House）」は、約1,115㎡（12,000平方フィート）の広大な空間だ。南米の伝統的な自然素材を使った独自のヒーリングトリートメントや、最新のアンチエイジング技術も取り入れ、心身と精神のつながりを取り戻すための特別な体験を提供する予定。