合わせて読みたい記事
廃炉となったインディアンポイント原子力発電所から発生した約4万5000ガロンの放射性汚染水がハドソン川に放出される見通しとなった。連邦裁判所のケネス・カラス判事は先週、ニューヨーク州政府の訴えを退け、ホルテック・インターナショナルの主張を認めると判決。これにより2023年に制定された「セーブ・ザ・ハドソン法」が覆されることとなる。2日付のNYポストが伝えた。

ニューヨークタイムズによれば、ホルテック社は昨年、インディアンポイント原子力発電所の核廃棄物の排出規制権限は連邦政府のみが有すると主張、ニューヨーク州を提訴していた。
カラス判事はホルテックの主張に同意し、判決文で2023年の法律は「ホルテック社が連邦政府が認めた処分方法を利用することを『断固として排除』している」と記した。同社はさらに、インディアンポイント発電所がダウンステートの発電所として50年以上にわたり稼働する中で、同様の排出を日常的に行ってきたと主張していた。
ホルテック社は今回の判決を歓迎。汚染を懸念するニューヨーク市民に対し、「地域・州・連邦の関係者と連携し、環境的に責任ある方法でインディアンポイントサイトの廃止措置を継続する」と述べた。
マンハッタンから北へ約35マイル(約56km)のハドソン川沿いに位置するインディアンポイント発電所は、環境汚染を懸念する地域住民の長期にわたる抗議を受けて2021年に閉鎖となった。
米原子力規制委員会によると、原子力発電所からの水には微量の放射能(トリチウム)が含まれており、汚染リスクは小さいとされる。
RELATED POST
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








