2025.02.04 DAILY CONTENTS NEWS

反トランス政策でキャンセル相次ぐ NYの病院、コメント避ける

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トランプ大統領が19歳未満に対する性別適合のための治療や手術を行うのを制限する大統領令に署名したことを受け、ニューヨーク市内の大手病院が相次いで、トランスジェンダーの子どもたちの予約をキャンセルしていることが明らかになった。1日付けのニューヨーク・タイムズ(1日付)によれば、病院側はキャンセルの事実を公表していないものの、キャンセルされた子どもたちの保護者が声を上げ始めて発覚した。

NYUランゴンヘルス(photo: ajay_suresh / https://www.flickr.com/people/83136374@N05)

問題とされた病院は、NYUランゴンヘルス。投薬治療を受ける予定だった2人の12歳について、予約をキャンセルしたため、同じ境遇の保護者の間で噂が広まったという。2人のうち片方の父親は、主治医から「『新政権』のため、病院は手術を行えないだろうと告げられた」と話す。この医師からは、ニューヨークの他病院か、フィラデルフィアの病院に電話することを勧められた。もう1人の12歳児は、手術がキャンセルされた。これに対し、ランゴンヘルスの広報担当は、コメントを避けている。

最近の調査では、ニューヨーク州の13〜17歳のうち、約3%がトランスジェンダーであると回答。全米平均の約2倍に相当する。2人目の子どもの母親は、ホワイトハウスによる報復を恐れて我が子の治療がキャンセルされたことに打ちのめされていると話す。同時に、他の病院や医師を探しているものの「選択肢はあまりないと思う」と打ちひしがれている。

編集部のつぶやき

反トランスジェンダー政策や「性別は男と女のみで変更は認めない」などの大統領令は、基本的人権の侵害だと思います。性自認の決定は当事者に委ねられるべきことで、政府(為政者)が介入することではないですよね。同様に子どもを産むか産まないかも当事者が決めることです。trans’s rights are human rights, women’s rights are human rights!(A.K.)

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