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航空会社が予告なしに指定した座席を変更した場合、乗客にはどのような権利があるのだろうか。USAトゥデイが13日、現状を伝えた。

航空会社には、座席変更について乗客に事前通知や同意を得る法的義務はない。ただし、変更内容によっては補償の対象となる場合がある。北米では、予約した座席よりも低いクラスに変更された場合、購入時の運賃との差額の返金が義務付けられている。
一方、EUおよびイギリスでは、飛行距離に応じ航空券価格の30〜75%の補償が定められている。同一クラス内で「座席位置」だけが変わった場合で、有料座席指定をしていれば、カナダ、EU、イギリスでは、座席指定料金の返金を受けられる他、航空会社のポリシーによっては追加補償の対象になる。アメリカでも同様に、座席指定料金が返金される。補償を受けるためには、次の点に注意したい。
①できるだけ早く航空会社に連絡する
②予約情報、領収書、座席番号などの記録を保管しておく
③自分の権利を確認し、補償内容が妥当かを見極める。場合によっては全額返金を求める権利がある。
なお、航空会社は「運送約款」により、機材変更や座席変更を行う権利を法的に保護されている。たとえ追加料金を払って足元の広い席や窓側席を選んでいても、それは「保証」ではなく、あくまで「優先権の購入」に過ぎないのだ。
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