「自分の想いをもっと表現することが重要」4人のよこはま子どもピースメッセンジャー、NY訪問で夢を語る

「よこはま子どもピースメッセンジャー」の4人(左から)篠浦 智香さん(中学3年)、大丸 優衣さん(小学6年)、小林 空神さん(5年)、リム ケイクンさん(中学3年)
国際平和とグローバル人材育成を目的に、1986年に始まった「よこはま子ども国際平和プログラム」。毎年約4万人の横浜市内の小・中学生が、「国際平和のために、自分にできること」について主張する「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」に参加している。
4万人の中から市長賞に選ばれた4人が、「よこはま子どもピースメッセンジャー」として、今年も10月13日から17日の1週間、ニューヨーク・マンハッタンを訪問、国連本部や国連国際学校(UNIS)などを訪れた。そんな4人に最終日の17日、今回のニューヨーク訪問で感じたことや将来の夢を聞いた。

篠浦智香さん 国連訪問では、たくさんの国の人が働いていることを知り、多様性を実感しました。また、お互いが理解し合うことの重要性も感じました。中満泉さん(国連事務次長、軍縮担当上級代表)の言葉「対話がなければ何もない」に強い刺激を受けました。将来は中満さんのようになりたいです。

大丸優衣さん(長崎県出身) 平和を伝えていくことの重要性を改めて感じました。今回の経験を通じて、さまざまな争いや、もめ事をきちんと解決できるような裁判官になりたいと思いました。
小林空神さん 話すことの重要性、ちゃんと伝え合おうとすることの重要性、いじめなどにもちゃんと声を上げることの重要性を学びました。脳の病気を患う子どもたちと接し、その大変さを目の当たりにしました。将来は脳外科医になって病気を治療したいです。
リム ケイクンさん(カンボジア人の両親の下、日本で生まれ育つ) 今回の国連訪問を通じて、相手の立場で考えることの大切さを学びました。また、コミュニケーションの重要性を改めて感じ、日本に来て、言葉で苦労した母親の気持ちがよく分かりました。将来は、言葉の壁を取り除き、人と人をつなげる通訳になりたいです。
4人には今後「よこはま子どもピースメッセンジャー」を目指す子どもたちへのへのアドバイスも聞いた。リム・ケイクンさんが 「自分の想いをもっと表現することが重要」と答えると、皆が一斉にうなずいた。4万人から選ばれた4人にとっても今回のニューヨーク訪問は、自分たちの視野を大きく広げる機会になったようだ。
横浜市では、「よこはま子ども国際平和プログラム」の新たな取り組みとして、昨年から「よこはま子ども国際平和シンポジウム」を開催している。今回ニューヨークを訪れた4人も、来年3月に予定されている同シンポジウムに参加する予定。

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