2025年11月6日 NEWS DAILY CONTENTS

アメリカのファッション誌VOGUEが “日本流ヘアケア” を紹介「美髪は頭皮から…」

健康的な髪を育てる鍵は、日本式の洗髪テクニックにある―として、3日付のファッション誌ヴォーグ(VOGUE)が、日本のヘアケアを取り上げた。

シャンプー前のオイルマッサージは、頭皮の汚れを浮かせて落としやすくする「クレンジング効果」、髪を摩擦から守る「保護効果」、マッサージによる「血行促進効果」があるとされる(photo: Unsplash / Christin Hume)

同誌は、欧米ではブラッシングは1日1〜2回程度が一般的だが、日本人はより頻繁にブラッシングをすると指摘する。

スペイン・マドリード郊外でヘアサロンを経営するマリア・ロバーツさんは、日本で修業した経験がある。ロバーツさんは、日本のサロンでは洗髪時に頭皮ケアが重視され、シリコン製スカルプブラシを使って血行を促すマッサージを取り入れる例があると紹介。髪の成長を促進するだけでなく、頭皮の緊張を和らげる効果もあり、洗浄効果も高い。

洗髪前にオイルを頭皮に塗布する「リバースケア」にも言及。頭皮のバランスを整え、より長く清潔な状態を保つ。記事では、芸者が髪をブラッシングする際に、椿油を使って髪にツヤを与えていたことに触れ、オイルが日本のヘアケア文化に根付いていると紹介している。さらに、ドライヤーを使用する前に、まずタオルでしっかりと髪を乾かすことで、熱ダメージを抑える点も日本式として紹介している。日本では、吸収性の高いマイクロファイバータオルが人気とも。

ただ、こうした手法がどこまで一般的なのか、日本の美容文化が海外で独自に解釈されている面もありそうだ。

                       
合わせて読みたい記事
RELATED POST