2025年12月10日 NEWS DAILY CONTENTS

NY州北部のオリンピック村が「アメリカ最高のスキーリゾート」の一つに選出、標高差は東海岸最大

ニューヨーク州北部のレイクプラシッドが、USAトゥデーの2025年「アメリカ・ベストスキーリゾート」の第6位に選ばれた。ゲレンデのコンディション、設備やアクセスの良さ、ホテルやレストラン、バー、ショップの充実度、町の雰囲気、歴史的な趣などの観点から専門家がノミネートし、読者の投票で決定した。

レイク・プラシッドまではニューヨーク市内から車で5時間(photo: Unsplash / Susan Jones)

ニューヨーク州アディロンダック山脈にある小さなリゾート地、レイクプラシッドは過去に冬季オリンピックを1932年と80年の2度開催、アメリカのウィンタースポーツの中心地の一つとして重要な位置を占める。ノルディックスキーの聖地であり、アイススケート、トボガン滑走、犬ぞり、ホワイト・フェイス・マウンテンでのダウンヒルスキーなど数えだしたらキリがない。

冬季オリンピックの競技場は現在も現役。金メダル選手が駆け抜けたスピードスケート競技場でスケートを楽しむことも、スキージャンプ台から選手たちが舞い上がる姿を見学することも、さらにはマウント・ヴァンホーベンバーグで本物のボブスレー体験に挑むことも可能だ。

東海岸最大の標高差を誇るホワイト・フェイス・マウンテン

ホワイト・フェイス・マウンテンはレイクプラシッドのスキーアイデンティティの核であり、USAトゥデーの読者がこの町を全米トップクラスに選んだ主な理由だ。標高差は3430フィート(約1045メートル)。北東部では珍しいロッキー山脈級の長く持続的なビッグマウンテン・ランが楽しめ、「ザ・スライド」のような上級者向けの地形は急峻で劇的なラインが特徴。ハイキングで登るスキー体験は異世界のような感覚を味わえる。「スカイワード」や「クラウドスピン」といった伝説的なオリンピックコースでは、1980年大会の選手たちの軌跡を辿ることができる。ゲレンデのほぼ半分は中級者向け、初心者専用エリアもある。

全てが徒歩圏内、アフタースキーを堪能できる麓の町

ミラー湖沿岸に沿って伸びるメインストリートには、カフェやパブ、バー、各種ショップが軒を連ね、ほとんどの宿泊施設から徒歩圏内。深夜営業の店も多い。素朴なロッジから高級リゾートまで宿泊施設もバラエティに富んでいる。開発業者主導で造られたスキーリゾートとは一線を画す、北国らしい趣のある雰囲気を醸し出している。

USAトゥデーが選んだ2025年「アメリカ・ベストスキーリゾート」ランキング

1位 ノースコンウェイ(ニューハンプシャー州)

2位 マンモスレイクス(カリフォルニア州)

3位 ジャクソンホール(ワイオミング州)

4位 トラッキー(カリフォルニア州)

5位 ブレッケンリッジ(コロラド州)

6位 レイクプラシッド(ニューヨーク州)

7位 アスペン(コロラド州)

8位 ストウ(バーモント州)

9位 ベンド(オレゴン州)

10位 マッコール(アイダホ州)

                       
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