デパートにはかつて、エレガントなレストランやティールームが存在した。そこへきて本体の凋落である。生き残っているシカゴのメーシーズ・ステートストリート内のWalnut Roomなどは例外。ほとんどが店を閉めてしまった。グルメ情報サイトのチャウハウンドが25日、ニューヨーク市内に存在した人気店を紹介した。
1)ロード&ティラー内のThe Bird Cage

デパートは1826年にオープン。1914年には旗艦店を5番街に移した。30年代、そこにティールーム形式のThe Bird Cageが誕生した。スコーン、紅茶、クロッテッドクリーム、サンドイッチなどを提供。家族でも食事ができるように配慮していたが、ティールームのコンセプトが廃れ、80年代にはCafé American Styleに変わった。5番街の旗艦店は2019年に惜しまれつつ閉店、建物はアマゾンが取得し名称を「ハンクビルディング」に変更。今春、1階部分(3万5000平方フィート)を使ったフードホール(Shaver Hall)が誕生する。
2)ブルーミングデールズ内のLa Train Blue
パリ郊外からフレンチリビエラまでのカリー地中海急行列車を利用したレストラン。インテリアがダークブルーでその名が付いた。1963年にこの列車にちなんだレストランがパリに登場。ブルーミングデールズ社長のマービン・トラウブが訪れてアイデアを得た。
車内を広げるなどの工夫を施し79年、屋上に開店。ベルベットやマホガニーが美しい高級レストランだった。網棚に客が持ち物を置いた。狭い階段を登る必要があり、広告もしておらず、隠れ家的存在だった。残念ながら2016年末に閉店した。
3)B.アルトマン内のCharleston Gardens

B.アルトマンは1860年代に乾物小売店として創業、1877年には6番街の、1906年に5番街の高級デパートに発展した。1930年代、サウスカロライナのチャールストンがニューヨーク市内でもてはやされ、B.アルトマンもレストランをオープン。チャールストンに存在する高級住宅という設定で、アメリカ南部のエレガントさを強調。街の壁画や巨大な柱、広いポーチに特徴があった。当初はグルメにも愛されたが、80年代には「口にできるのは紅茶だけ」と酷評された。
1989年にB.アルトマン閉店とともに営業を終了。6番街の18〜19丁目に残るネオ・グレック様式の建物には現在、インテリア関連のチェーン店が、5番街の34〜35丁目に残るイタリア・ルネサンス復興様式の建物には、ニューヨーク市立大学(CUNY)大学院センター、ニューヨーク公共図書館分館、オックスフォード大学出版局が入居している。
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