2026年3月現在、アメリカの多様性移民ビザプログラム(DV Program、通称:抽選グリーンカード)は一時停止されており、今年中の再開時期については明確な見通しは立っていない。法的に廃止されたわけではないが、DV-2027の登録受け付けは例年の10月の予定通り開始されず、2026年のプログラムの行方は不透明なままで、当局は「可能な限り速やかに最新情報を提供する」と約束しているのみだ。

このような状況の中、米国務省(DOS)は11日、抽選グリーンカードに応募する際の新しい規則を発表した。この変更により応募資格や申請内容の確認方法が変更され、世界中の何百万人もの応募希望者に影響が及ぶことになる。ここではその要点をまとめる。
抽選グリーンカードとは?
家族関係や雇用主のサポートを必要とせずにアメリカの永住権を取得できる数少ない手段の一つ。毎年最大5万5000件の移民ビザが提供される。申請者は、これまでアメリカへの移民数が比較的少ない国々から無作為に抽選で選ばれる。
応募資格を得るには、申請者はUSA.govで定められている教育または職務経験の要件を満たし、かつ対象国の国籍を有していなければならない(日本は対象国)。登録は無料。DOSが定めるその年限定の受け付け期間中にオンラインで行う。
抽選グリーンカードの主な変更点
(2026年4月10日施行)
パスポート情報の記載: 申請者は、エントリーフォームに直接、パスポート番号、発行国、有効期限を記入しなければならない。
パスポートのスキャン画像の提出: 電子フォームでの提出に際し、パスポートの個人情報ページおよび署名ページのスキャン画像をアップロードしなければならない。
失格: これらの情報が欠落している場合、または無効、失効、もしくは誤ったパスポート情報を提供した応募は失格となる。
例外: 無国籍者、共産主義政権下の国の国民、または個別の免除措置の対象者については限定的な例外が設けられている。
用語の更新: データの正確性を高めるため、規則の文言が更新され、「性別(gender)」の代わりに「性(sex)」、「年齢(age)」の代わりに「生年月日(date of birth)」といった表現を採用。
目的は重複応募と不正の防止
今回の変更は、申請者がパスポートを所持していなくても抽選に参加でき、当選した場合にのみ手続きの後半でパスポートが必要だった従来の慣行からの転換を示すもの。DOSはこの変更により、当局がより早期に身元を確認でき、複数の応募や不正(身元や国籍の詐称)を制限でき、抽選制度の信頼性が強化されるとしている。同要件は今後の抽選サイクルに適用される見通し。
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