横浜市の小中学生4人が10月11日、平和への思いを伝える「よこはま子どもピースメッセンジャー」としてニューヨークを訪問した。4人は市内約5万人が参加した平和スピーチコンテストで市長賞に選ばれた児童・生徒で、滞在中は国連本部や国連関連機関を訪れ、現地の学校との交流を通じて平和や差別について学んだ。16日にはマンハッタンの横浜市米州事務所で取材に応じ、今回の訪問で得た気づきや今後への思いを語った。

同コンテストには今年、市内の小・中・特別支援学校から約5万人が参加し、7月の本選に進んだ37人から4人が市長賞に選ばれた。訪米したのは、若葉台小6年の村野芽依子さん、横濱中華學院6年の野城英さん、岩崎中3年の長澤蘭さん、金沢中3年の山口瑚都さん。それぞれ地域で支え合う大切さ、正しい情報で差別をなくすこと、書道部の経験から考えた身近な環境保護、ペットボトルキャップ回収によるワクチン支援を訴えた。

国連では平和や差別の問題に携わる担当者と直接会い、「平等や差別について、聞きたい質問をたくさんできた」(長澤さん)と手応えを語る声があった。普段は会えない人たちが自分たちのために日程を組んでくれたことに触れ、「ピースメッセンジャーとして頑張らなければと気が引き締まった」(野城さん)との声も。国連関係者に「今できることはありますか」と尋ね、「もうやっているよ」と返された経験から、「意識さえあれば平和につながる。それをもっと多くの人に伝えたい」(山口さん)との声も聞かれた。
街での体験も新鮮だったようだ。村野さんは、訪問前は「スリが多い」「怖い人がいるのでは」と身構えていたが、タクシーの乗り場が分からず困っていた際、見知らぬ女性が最後まで手助けしてくれたことに、野城さんは「日本ではあまり経験したことがない」と驚いたという。長澤さんは、さまざまな言語が飛び交う街の多様さも「面白い」と感じたという。

今後について、「一番最初のミッションは、日本に帰ってこの学びを広げること」(野城さん)、「私たちだけで広げるのはすごく難しく、小さな規模になるかもしれない。でも、その中の誰かが心を動かされたら、その人がまた広げてくれると信じている。今できるミッションを達成していきたい」(村野さん)と今回最年少の小学6年生2人が力を込めて語った。












