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YMCA、夏のキャンプ場を売却へ
マイノリティーの子どもたちの憩いの場
グレーターニューヨークYMCAは、1918年から運営してきたアップステートのユグノーにある夏のキャンプ場3カ所を売却する。8日、ニューヨークタイムズが報じた。
広さ1000平方ヤード。毎年約1200人程度の子どもたちが参加していた。その60%はニューヨーク市在住。70%が有色人種だった。このキャンプでカウンセラーを務めたこともあるジョン・ブロックさん(69)は「公民権問題と考えている。マイノリティーコミュニティーが深刻な打撃を受けている例の1つだ」と指摘している。
YMCAの広報担当者は「コロナ下で資金源のスポーツジムが閉鎖され、半分超の職員2000人を解雇しても1億ドルの歳入不足に陥る」と苦しい懐事情を明かし、「キャンプ場売却は苦渋の決断」と話している。
売却を惜しむ声が続々と寄せられている。サウスブロンクスで暮らしていたフアン・エスコバーさんは当時12歳。喘息にさいなまれ、盗難やいじめに怯え、食事に事欠くこともあった。YMCAのキャンプが唯一の憩いの場だった。新鮮な空気、健康的な食事、銃弾を避ける必要もなく、自信を取り戻した。現在29歳のエスコバーさんは警察官として活躍している。「私の家だった。生まれて6カ月の息子にも行ってもらいたかったのに残念」と目をしばたたかせた。

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