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ゲイツ氏、NY市内で事業拡張
コロナで逃げ出す企業多い中、逆張り?

増税に犯罪急増、さらにはコロナ禍——。ニューヨーク市内から逃げ出す企業が多い中、ビル・ゲイツ氏(65)は逆に市内で事業を拡張している。ニューヨーク・ポストが26日、伝えた。
ゲイツ氏の投資ファンド、ブレイクスルー・エネルギー・ベンチャーズは昨年3月、マンハッタン区ソーホーのベンチャー企業、C16バイオサイエンシーズに2000万ドルを投資すると発表した。C16バイオサイエンシーズは2017年に創業。「地球に優しいパーム油代替品」の開発に注力している。
この融資を使い、マンハッタン区ウエストサイドのハドソン・リサーチ・センターに2万平方フィートのスペースを確保。今年8月、オフィスやラボを現在のシェアオフィスから移転する予定だ。パーム油は脱臭剤や洗剤など日用品に広く使われており、年間610億ドルが取り引きされている。ただ、 熱帯雨林伐採と農地化を引き起こすなど、地球環境への悪影響を懸念する声が上がっている。
ゲイツ氏の推定総資産は1240億ドルで、全米第3位の大富豪。以前から、地球温暖化対策やサステナビリティー(持続可能性)への投資を積極的に行ってきた。最近も全米各地で土地を買い、全米一の農地所有者となって耳目を集めた。
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