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輸血用血液不足で「緊急事態宣言」
O型の血液、わずか1、2日分


ニューヨーク血液センター(NYBC)は9日、輸血用の血液が不足していることを受け「血液緊急事態宣言」を発表した。パッチが同日、報じた。
関係者によると、学校の春休みと休日の旅行で過去6週間に献血の量が著しく減少したのに加え、パンデミックの2年間に若者の献血がほとんどなかったことが、今回の危機を招いたという。NYBCの記録によると、献血イベントや献血会場での血液提供者の数は、記録的に減少していた。すべての血液型の血液が不足しており、O型はわずか1~2日の予備レベルだという。
市では、感染力の強いオミクロン亜種BA.2.12.1により、新型コロナウイルスの感染率が上昇しているため、血液不足は特に懸念される。NYBCのアンドレア・セファレリ所長は「メモリアルデーは夏の始まりを意味し、血液提供者を集めるのがさらに難しくなる時期。この時期に備えてより多くの提供者が必要だ。1回の献血で最大3人の命を救うことができる」と、献血を呼びかけている。
献血にかかる所要時間は約1時間。がん患者のほか、事故や火傷、外傷の被害者、移植患者、手術患者、鎌状赤血球症やサラセミアに苦しむ慢性的な輸血患者など、入院患者のおよそ7人に1人が輸血を必要としているという。献血イベント参加の予約は、1-800-933-2566に電話をするか、またはnybc.orgのチェックを。
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