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改正保釈法の更なる改正迫るアダムス市長
選挙前のホークル知事に

ほとんどの軽犯罪と、暴力を伴わない重罪への保釈金の設定をなくした2019年の改正保釈法に異議を唱えるエリック・アダムスNY市長は、同法の更なる改正を強く求め、11月の知事選で続投を目指すキャシー・ホークルNY知事に圧力をかけている。ニューヨークタイムズが3日、報じた。
知事と州議会は4カ月前、保釈の対象となる犯罪の範囲を拡大し、保釈金を設定する際に、事件の重大性と被告の犯罪歴の両方を考慮する裁量を裁判官に与えた。過去3年間に2度目となる同法の改正を受け、議会では激しい反対運動が起きた。しかし、市の犯罪率に不満を持つアダムス市長は、更なる改正が必要であると主張。裁判官が保釈金を設定する際、危険性をより考慮できるようにすることや、一部の少年犯罪事件を家庭裁判所ではなく刑事裁判所で扱うようにすることを州に求めた。
これまで両氏は、政治的友好関係をアピールしてきたが、市長の要求は、選挙に向け、状況をしっかりとコントロールしているように見せたい知事との間にひずみを生む恐れがある。
知事選の対立候補となる共和党のリー・ゼルディン氏も、保釈に対する州の姿勢についてホークル知事を非難。保釈法が犯罪率に与える影響について、市長と同様の意見を持つ。市長が更なる改正を迫ったことで、ゼルディン氏は先週の記者会見で、市長のこの政治姿勢に支持を示した。
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