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NYの学校、オール電化に転換へ
二酸化炭素削減で40億ドル投入

ニューヨーク市のアダムズ市長は10月末、2030年までに市内の全新設校を電化するとともに、既存の100校をオール電化に転換する新たな計画を発表した。冬期の暖房で排出される二酸化炭素を削減するのが狙い。ゴッサミストが伝えた。
アダムズ氏は「リーディング・ザ・チャージ」と名付けた計画に40億ドルを投入するとした上で、26000台の車が排出するのに相当する二酸化炭素が削減できるとの見通しを表明。26年までの期間で、市内800校に高性能のLED照明を設置するとした。初めてオール電化の対象となるのは、ブルックリン区ベッドフォード・スタイベサントの学校になる。市当局は、計画実行により市全体の二酸化炭素排出量は大幅に減り、ぜんそくが発生している地域の空気が綺麗になるとしている。
ただ、エネルギーの専門家からは、オール電化の建物が増えることで、ニューヨーク市内の送電網が圧迫され、停電につながりかねないと懸念する声も出ている。送電網は、現在の処理容量、将来的に処理できる可能性容量のいずれも限界がある。
コロンビア大のボルン・シュー准教授(地球環境工学)は、マンハッタンなどのビルから排出される二酸化炭素が、市の排出量の大半を占めていると指摘。送電網の強化に加え、電気自動車など交通面の見直しを提唱している。
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