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米労働省労働統計局は15日、ニューヨーク市とその周辺の食品価格は2月末までの1年間で7.8%上昇したと発表した。スーパーなどで購入する食品は8.3%、レストランなどで消費する食品は6.9%値上がりした。
特にシリアル類(前年同月比11.1%増)、乳製品(同9.6%)、野菜・果物(同6.5%)の上昇が目立つ。肉や魚、卵は4.2%と多少落ち着きを取り戻した。とはいえ、昨年2月に2.15ドルだった12個入り卵パックは今では4.78ドル。ブロンクス区のスーパーで買い物をしているジェード・サン・フィリップさん(35)は「リストを作成し、余分なものを買わない。卵は数を減らしている」と話す。「特売品を狙う」「ストアブランド品に代える」と語る消費者もいる。スーパー関係者も「油、米、砂糖、小麦など大きく値上がりしたものの購入が減っている」と証言している。
一方、収入の増加率は12月末までの1年に5.1%と、インフレに追いついていない。ガソリン代(17.5%)、電気代(20.9%)、ガス料金(12.6%)も高騰。レントなどの住宅費も5.6%上がって、家計の逼迫は明らかだ。ただ、1月末の上昇率が8.4%であったことを考えると、食品インフレは沈静化の方向にあるようだ。ニューヨーカーは「もうしばらくの辛抱で終わるよう」願うばかりだ。(15日、amニューヨーク)



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