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小学校で正門の施錠を開始
NY市、銃撃事件への対策で


ニューヨーク市教育局のバンクス局長は7日、市内の主学校で正門の施錠や訪問者確認用監視カメラの活用など防犯対策を5月から強化すると発表した。
米国内では学校を標的とした銃乱射事件が相次いでいる。先月もテネシー州ナッシュビル市の小学校で児童3人と教職員3人が凶弾に倒れた。
バンクス氏は「生徒が校内にいる時は、正門を施錠する。訪問者はベルを鳴らし、監視カメラを通じて学校の安全担当者が身分を確認。正当な訪問者と認めた場合のみドアを解錠する」と発言した。
すでに4300万ドルの予算を獲得。「防犯対策強化は5月から開始する。監視カメラは小学校から導入を始め、来年春までに全公立校に設置する」と続けた。
ただし、学校へのアクセスが制限されるとの懸念がある。
学校の安全関係者は「保護者を校内に入れないという目的ではない。生徒や教職員に危害を加えようとする不審者の侵入を防ぐためだ」と説明する。さらに、校舎外での暴力事件の対策にならないとの批判の声も上がっている。
バンクス氏は「万能薬はない」としながらも、「問題を抱える生徒がいれば、問題が表面化する前に学校の安全担当者が対応できるようにする。そのために適切なトレーニングを実施する」と強調した。(7日、NY1ニュース)
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