RELATED POST
Eバイク電池の火災多発
9月から安全基準を導入


ニューヨーク市内で電動アシスト付き自転車(Eバイク)などの電池を原因とする火災が多発している。21日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
EバイクやEスクーターは経済的で使いやすい配達や通勤の手段として人気が高い。こうした乗り物に使われているのはリチウムイオン電池だ。「これが極めて危険」と語るのは市消防局(FDNY)のカバナー局長。何の前触れもなく発火し、火がまたたく間に広がる可能性があるという。
この3年で火災による死因のトップとして電気器具と並んだ。今年すでに13人が死亡。2021年からの累計では23人だ。火災は108件。昨年後半の98件から増加している。先月、Eスクーターの電池が爆発してアパートが火と黒煙に包まれ、8歳の娘を失ったブルックリン区在住、アルフォンソ・ビラ・ムニョスさんは「破壊と死を招いた。全てを失った」と涙を拭う。
専門家は、規制や安全基準の欠落、非純正電池の使用、過充電などが問題の根源にあると指摘している。市はこの9月から、安全基準を満たさないEバイクなどの販売を禁止する。全米初の試みだ。さらに連邦政府や州による規制、違法な充電スポットの禁止、電池の危険性通知の徹底などを求めている。カバナー氏は「当面、危険なディバイスの氾濫が続く。深く憂慮している」と表情は暗い。
→ 最新のニュース一覧はこちら←
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








