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NY地下鉄、窓ガラス97枚割られる
ダイヤ混乱、被害額50万ドル

ニューヨーク市内を走る地下鉄の複数の路線で13日、窓ガラスが大量に割られるという事件が発生した。45車両の窓ガラス97枚が被害に遭った。
W線は同日、窓ガラスを割られた車両の運行を見合わせた。そのため間引き運転をせざるを得なくなって、1日中ダイヤが乱れた。MTAは窓ガラスの在庫が少なく、使わなくなった車両の窓ガラスを外して修理に回しているという。被害額は50万ドルに上ると推定されている。「いたずらのつもりだろうが、立派な犯罪だ。ニューヨーカーに対するサービス提供が妨害された」とニューヨーク市交通局のリチャード・デイビー局長は憤る。
ニューヨーク市警(NYPD)は、窓ガラスは車両の内側から割られており、12日の深夜〜13日未明にかけて実行されたと分析。防犯カメラの映像を利用し、捜査を開始している。今のところ1人の犯行か、複数かは不明だが、いずれにしても重罪。デイビー氏は「ラスベガスのカジノより防犯カメラは多い。必ず犯人を逮捕し、裁判で最高の刑罰を受けるよう毎回出廷して見届ける」と意気込んでいる。
市内では2020年夏にも地下鉄7線の窓ガラス300枚以上が割られるという事件が起きた。MTAとNYPDは有益な情報提供に対し1万2500ドルの情報料を支払うとしたが、結局犯人逮捕に至っていない。(13日、ゴッサミスト)

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