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6月に予定する「渋滞税」の導入に先立ち、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は2月28日、マンハッタン区周辺の数十カ所に近未来型のカメラを備えたハイテク装置を設置したことを明らかにした。同区60丁目より南に乗り入れる車を自動的に撮影し、通行料を徴収する。
装置には、フラッシュなしでナンバープレートの撮影が可能な赤外線カメラとEZパス読み取り機が備わっている。渋滞税対象ゾーンに入った車両の前面ナンバープレートを撮影し、EZパスのタグをスキャンした後、後面のナンバープレートを撮影する。
MTAは、自家用車やオートバイ、小型トラック、大型トラック、バスに対して異なる通行料金を課す予定だが、同システムは渋滞ゾーンに進入する車両のサイズとタイプを自動的に検出し、正しい通行料金を発行することが可能。この技術は、渋滞税徴収の為のインフラの設計、建設、運用について、MTAと2019年に5億700万ドルの契約を結んだ民間企業のトランスコア社によるものだ。
MTA関係者によれば、予定された110カ所の設置場所のうち、既に104カ所にこの技術が導入されたという。読み取り機の3分の1は既存の街路灯や歩道、陸橋に設置され、残りはMTAが建設したポールや台の上に設置されている。(2月28日、ゴッサミスト)
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