皆さん、一週間お疲れさまでした。イスラエルとイランの緊張が高まるなかで、紛争拡大が懸念されていますが、アメリカ国内でも、連邦議会委員会にコロンビア大学総長が呼び出され、大学構内での反ユダヤ主義行動への対応を批判され、同大学構内においては、親パレスチナの抗議活動を通じて、100人以上が逮捕されるといった事件が起こっています。日本で学生運動と言えば、今や昔の感がありますが、こちらにいると、やはり“移民の国”や“世界との繋がりの深さ”といったものに加えて、社会における大学・教育機関の役割といったものを改めて考えさせられた一週間でした。
今週は、水曜に『NY州の年収中央値、全米3位』という記事があったので、ちょっと調べてみました。記事のなかで、NY州の年収中央値は、$57Kで、全米平均の$48Kを20%弱上回るとのことでしたが、平均値でみると、NY州では$75K、全米では$62Kということで、中央値に比べて、NY州、全米それぞれ平均値を32%、23%ほど上回ります。中央値と平均値の乖離自体は、日本でも27%ほど(中央値:360万円、平均値:458万円)なので、似たようなものなのですが、おそらく高額所得者の突き抜け方が日本とアメリカでは違うように思います。最近もTeslaでMusk氏への$56B(9兆円近く。意味が分からない。。。)報酬プランが再提案されましたし。
それにしても、最近の円安(そのせいで、そもそもの紙幣のネパール原料輸入費自体もあがっている?)があるとはいえ、アメリカの年収は、いつのまにか日本の倍になっているのですね。
一方で、生活費も含めて考えると、NY州は生活費の高さでは、全米4位で、平均を25%ほど上回るとのことなので、“生活の金銭的豊かさ”という意味では、この年収差では割にあわないようです。(ちなみに、全米で一番生活費が高いのはHawaiiです。)月曜日に『保育料に年間1万4千ドル超』という記事もありましたし。近年、富裕者層を中心に、NY州からの流出が起こっていますが、税金を含めて、NYの“生活の豊かさ”という点が課題になっているのかもしれません。(シアトルからではありますが、最近アマゾン創業者も、マイアミに移転し、税金を$600M以上セーブという記事もありましたし。そりゃ$80Mの家も買いますよね。。。)
また、『NY州民「疲れを癒やすのに苦労」』という記事があり、「平日の疲れを癒すのに最も苦労する州」として選ばれたそうですし。原因は、週間平均労働時間が40時間と毎日30分の通勤運転時間だそうです。通勤運転時間はわかるものの、週40時間で、“労働時間の長さ”と言われると、日本は。。。(ちなみにですが、このリサーチをしたのは、大麻製造会社で、疲れを癒す大麻の宣伝がちゃんとあるというのも。。。)
ただ、本日は週末。NYCは訪問したい都市全米No.1でもありますし、週末は逆にNew Yorkのよさを活かすのもいかがでしょうか?ではよい週末をお過ごしください。
代表 武田 秀俊
今週の1枚

もしかすると、インフレで健康改善するかも。
高い薬を飲まなくても。
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