ニューヨーク市警察(NYPD)は、信号無視をして横断する、いわゆるJ Walkに年間数百件の違反切符を切っている。ほぼ全てのニューヨーカーが時折、信号無視をしているのにもかかわらず、違反切符を切られるのは黒人など有色人種に圧倒的に集中しているのが実情だ。 ゴッサミストが23日、伝えた。
「白人以外のコミュニティ出身者を監禁するためなら、ごくわずかな理由でも見つける。私はブルックリンで育ったが、信号無視で切符を切られ、逮捕される人を見てきた」。ブルックリンのある住民が振り返る。市のデータによると、NYPDは今年1~6月の半年間で786件の信号無視の取り締まりを展開した。内訳は、黒人が51%、ヒスパニック系26%と、それだけで4分の3を突破。白人は15%にとどまった。NYPDによれば、取り締まり件数自体は増加しており、今年2024年の件数は既に23年の件数を上回っている。
今年、NYPDが信号無視の違反切符を「不釣り合い」に多く発行したのは、ブルックリンのダウンタウンをはじめ、コニーアイランドやクイーンズのイーストエルムハースト、ジャクソンハイツ、ジャマイカなど有色人種が目立つエリアだ。反対に、少なかったのはアッパー・イースト・サイド、ウィリアムズバーグ、金融街、アッパー・ウエスト・サイドなど白人主体の裕福な地域であり、人種を巡る非対称性が浮き彫りになっている。
編集部のつぶやき「私は30年、切符切られてません」
私はこれまで、アッパー・ウエスト・サイドとブルックリンのパークスロープで暮らし、現在は隣接するクラウンハイツに住んでいますが、過去30年近く、1回も違反切符を切られたことがありません。NYPDは別の目的で呼び止め(ストップ&フリスク)、違反切符を切っているような気がします。
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