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医師は仕事なのか、天職なのか。全米の医療界を二分する議論が沸き起こっている。ベテラン医師は、長時間労働と過酷なスケジュールを受け入れ、患者のために犠牲を払うのは義務だと確信してきた。他方、若い医師はワーク・ライフ・バランスを好み、医療現場における仕事中毒文化に疑問を抱く。ウォール・ストリート・ジャーナルが3日、報じた。

「私は同情的だ。いかなる仕事であれ、人生を仕事に費やすべきではない」。フロリダ州の麻酔科医、クリストファー・ワッシンクさん(58)は4児の父。若い医師の言い分を理解する彼は、医師になったことを後悔している。この24年間、病欠もなく働き続けてきた。最近、週3~4日の勤務を希望する若い医師が増えており、夜間や週末をカバーするのが難しくなっているという。
米国医師会などによると、医師の勤務時間は週平均59時間。半数近くの医師が何かしらの燃え尽き感を抱いているという。フロリダの外科医、ジェファーソン・ヴォーンさん(63)さんは毎月5〜7日、夜間救急外来を担う。同年代の数人と当直を分担しているが、専門的な手術をする若い医師は当直を免除されているのが不満だ。カーラ=グレース・レヴェンタールさん(40)は「他人の面倒を見るためには、自分の面倒を見なければならない」と指摘。勤める病院はシフト制で、決まった時間に退勤が可能だ。
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