ドアダッシュの元配達員を逮捕 NYPD警官の注文に異物混入

ドアダッシュの元配達員を逮捕

NYPD警官の注文に異物混入

容疑者がFacebookに投稿したとされる動画

　フードデリバリーサービス「ドアダッシュ」の元配達員が15日、ニューヨーク市警察（NYPD）の警官が注文した食べ物に異物を混入した疑いで逮捕された。異物混入の真偽について「絶対にしていない。あれはいたずらだった」としている。ニューヨークポストが同日、報じた。

　同社の元配達員、ランス・レイン被告（30）は12日、メキシコ料理店チポトレでピックアップした、ブリトーボウルの蓋を開け「食べ物が汚染されている」とした小さな手書きのメモを素手で入れた。さらに、その様子を映した動画をフェイスブックに投稿した。投稿には、注文の詳細が記された同社アプリのスクリーンショットも含まれていた。

　注文は、ブルックリン区シープスヘッドベイのNYPD第61分署からのもの。投稿に添えられたキャプションには、警察に対する恨みが綴られていた。レイン被告は15日、暴行未遂および消費者向け製品への異物混入、不法異物混入の罪で逮捕、起訴された。

　NYPDによれば、多様な犯罪歴を持つ同被告は、ギャンググループ「ブラッズ」のメンバーで、2019年に刑務所から釈放された後、警官または保安官への加重暴行罪により保護観察期間中であった。ドアダッシュの広報担当は14日、同被告を解雇したと発表した。

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