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返ってきた本8万8000冊超
図書館が遅延料を廃止してみれば

ニューヨーク市公共図書館が延滞料廃止を発表したのが昨年10月。これまでに8万8000冊を超える本が返ってきた。31日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
マンハッタン区、スタテン島、ブロンクス区で返却されたのは2万1000冊超。ブルックリン区は5万1000冊、クイーンズ区は1万6000冊。市全体では8万8000冊になる計算だ。多くは郵送または返却ポストに投入される。
1970年7月に貸し出された「チップス先生さようなら」が戻った。「28〜50年前に借りてそのままになっている本です。私は75歳。母親として教師として人生を送るのに役立ちました」というメモ書きが添えられていたものもある。古すぎて、システムに入力されていない本もあった。
延滞料徴収は1800年代終わりに始まった。最近は1冊1日25セント(ブルックリン区は15セント)。2019年にはマンハッタン区、スタテン島、ブロンクス区で300万ドルの延滞料収入があった。11年にアマースト大学のトニー・マルクス前学長が図書館長に就任すると、「利益を追求する事業ではない」として延滞料廃止を推進。パイロットプログラムの成功を経て昨年10月、全図書館に導入された。クイーンズ区の司書のティンヤ・スミスさんは「利用者のストレス源だった延滞料がなくなった。気楽に本を借りてほしい」と話している。
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