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東京都内に2カ所(豊洲、麻布台)あり、デジタルアート集団「チームラボ」が手がける美術館が人気を博している。作品に体ごと没入でき、世代を問わず楽しめるのが特徴だ。豊洲の「チームラボプラネッツ」には、昨年1年間に約250万人が訪れ、「単一アート集団の美術館で世界最多」としてギネス世界記録に認定、登録された。7日付のニューヨーク・タイムズが、その人気ぶりについて詳しく紹介している。

アメリカからは、いずれも実業家のイーロン・マスク、ジェフ・ベゾス両氏らが訪れ、視察。日本のみならず、中国やサウジアラビアにも美術館を開設しており、間もなくアラブ首長国連邦(UAE)でもオープンする予定だ。チームラボの成功理由についてはベールに包まれており、財務状況を巡る情報公開を警戒する。チームラボプラネッツの売上高は6000万ドル近くに達するとみられるが、収益の一部はスポンサーの「DMM.com」と共有している。
チームラボは2001年に猪子寿之氏が設立。追って、友人であり現在は中心メンバーの一人である工藤岳氏が合流した。その後、マンハッタンのペースギャラリーを通じ、アートの世界における代表権を14年までに獲得。同ギャラリーは最近、ニューヨークの時間帯や天候によって変化するチームラボのデジタルアート作品を集めた個展を開催した。作品の価格は12〜40万ドルに上るという。
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