
「新年のカウントダウンを楽しむのにふさわしい都市」「最もインスタ映えする都市」「アメリカで訪れるべき都市」など、2024年は様々なランキングで首位を獲得したニューヨーク。そして、先日ニューヨーク市長のエリック・アダムス氏とNYC Tourism + Conventions社長兼CEOのジュリー・コーカー氏が発表した「年末観光予測」によると、2024年は過去2番目に観光客の多い年だったことが明らかになった。
「今年の訪問者数は約6500万人で、これは同市の歴史上2番目に多い数字であり、ニューヨークは再び国内有数の観光地、そして世界有数の旅行地としての地位を固めました。ニューヨークは依然として観光のダイナミックな中心地であり、世界中から何千万人もの訪問者を引き寄せ、790億ドルの経済効果をもたらしています」とエリック・アダムス氏。
また、790億ドルのうち510億ドルが旅行者の支出であり(インフレ調整前)、2023年より3.5%アップしている。この経済効果は、宿泊、食事、エンタテインメント、スポーツ、ライブシアター、芸術・文化アトラクション、小売、交通など多岐にわたり、またホリデーシーズンの「買い物」においては、1日あたり最大440万人の観光客が記録されており、5億ドル以上の経済効果をもたらしたという。
この影響を受け、同予測では2025年にはパンデミック前のレベルを超え、完全な経済回復を迎えるとしており、「ニューヨークは革新、文化、機会の中心地です。そして来年は完全に回復し、観光記録を更新することを楽しみにしています」とエリック・アダムス氏は述べる。

ニューヨークの2025年の大きな変化としては、地下鉄のメトロカードが廃止され、タップするだけで改札を通ることができる「OMNY」への完全移行。2026年には「メットライフ・スタジアム(MetLife Stadium)」でFIFAワールドカップが開催され、100万人以上の観光客が訪れることからも、交通の便を含む観光地としてのさらなる発展が期待される。
文/ナガタミユ
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