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トランプ大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税をかけ、中国からの輸入品に10%の追加関税を課す大統領令に署名した。発動前日の3日、土壇場で引き上げを1カ月延期したものの、発動されると、アメリカの輸出品に対する報復関税引き上げにつながるだけでなく、あらゆる品目の価格上昇を招き、ニューヨーク州の消費者に深刻な影響を与える恐れがある。amニューヨークが2日、伝えた。

ニューヨーク州は2024年、カナダから228億ドル相当の商品を輸入。その3分の1は鉱物および真珠、宝石、貴金属、宝飾品、アルミニウムなどの金属。次いで農産物が13%、エネルギーと輸送がそれぞれ10%。一方、同州はカナダに、金融およびビジネス分野における103億ドル以上のサービスを含む298億ドル相当の製品を輸出した。メキシコに関しては、2023年の輸出入額は35億ドルに到達。メキシコから同州への輸入品の大半は、飲料、電気機器および部品、コンピュータ、プラスチック製品、航法・医療・制御機器などで、アボカドやトマトも、ほとんどメキシコからのものだ。中国からの輸入品への関税引き上げは、ウォルマートなどで販売されるほぼ全ての商品の値上げにつながる。
また、カナダとの貿易は同州で52万600件の雇用を、メキシコとの貿易は32万8000人の雇用を支えているため、関税引き上げは雇用喪失というさらに壊滅的な影響を及ぼす可能性がある。
編集部のつぶやき
結局、しわ寄せはぜ〜んぶ庶民に…。(A.K.)
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