2025年2月19日 NEWS DAILY CONTENTS

観光客が集うタイムズスクエアで「テロ防止策」 総額5700万ドルを投入、レーン拡張など

ニューヨーク州当局は、潜在的なテロ攻撃を防ぐことを目指し、歩行者の安全性を高めるのと同時に重要なインフラシステムを交換するため、マンハッタン・タイムズスクエア西42丁目の一部を改修する計画の策定に乗り出した。対象となるのは、7番街と8番街の間で総額5700万ドルを投入する。タイムアウトが14日、伝えた。

防御用スチールプランター設置の完成予定図(photo: Courtesy of the Department of Transportation)

ルイジアナ州ニューオリンズの中心部で先月1日、新年を祝う群衆にトラックが突っ込んだ後、トラックを運転していた男が発砲、15人が死亡した事件を受けた対応。米連邦捜査局(FBI)は、テロとして捜査を進めている。計画では、既存のバスレーンを拡張した上で、現状よりも歩道を広げるとともに、スチール製のセキュリティー用プランターを新たに設置する。併せて補修が必要な地下の上下水道管も交換する意向だ。

工期は4年を予定しており、市民生活や経済への影響を減らすために、夜間に行う方向で検討している。計画通りに進めば、2030年夏までには終了する見込みだ。タイムズスクエアの地元関係者は「このプロジェクトは必要なものであり、42丁目をより安全なものにするだろう」と期待を寄せている。

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