米国立公園局は2月13日、性的少数者(LGBTQ+)の聖地、ストーンウォール国立記念碑のウェブサイトから「トランスジェンダー(T)」に関する記述を削除し、「LGBTQ+」の表記を「LGB」に置き換えた。ニューヨークタイムズが同日、伝えた。

12日以前、同サイトのメインページの紹介文は「1960年代以前は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア(LGBTQ+)としてオープンに生きることはほぼ全てが違法だった」となっていたが、13日午後には文章から「トランスジェンダー」という言葉と、その略語のTの文字が削除され、夕方には「クィア」と「Q+」も削除された。サイトからは、トランスジェンダーを表すピンク、青、白の旗の写真や、シェリダンスクエアのクリストファーパークで旗が掲げられる日程についての表記も消えていた。
トランプ大統領は就任初日、連邦機関に対し男性と女性の2つの性別のみを認めることを命じる大統領令に署名しており、公園局広報部は「行政命令の実行のために、これらの措置を取った」と発表。活動家や政治家などからは、抗議の声が挙がっている。
同記念碑は、クリストファーストリートにあるゲイバー「ストーンウォール・イン」に踏み込んできた警察に同性愛者らが立ち向かい、3日間にわたる抗議活動を起こした1969年の「ストーンウォールの乱」を称えたもの。
編集部のつぶやき
第一期トランプ政権ではヘイトクライムが激増しましたが、また増えそうですね。(A.K.)
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