「D子も30代に入ったんだし、1回してみなよ」
離婚歴のある先輩は軽〜い感じで言ったが、結婚したことのないD子には全くわけが分からない。
「できるものならしてるわい!」
と心の叫びが思わず声に出てしまった。経験者からすると、こんなものなのだろうか?
「じゃあじゃあ、どうしたら結婚できますか?」
と、他力本願丸出しで聞いてみると、答えはこうだ。
「まあ、勢いだね。してみりゃいいじゃん」
「いいじゃん…」
結婚したことのある人は、みんなこんな風にあっさり考えているのだろうか。結婚への憧れや夢ばかりが膨らんで、結局今まで思い切った“本気”の行動に移せず何年も過ごしてきたという同年代の女子はD子の周りにも多い。うまく“勢い”をつけられなかった、またはそれに乗ることができなかった人は、この先もそうなのだろうか。そもそも勢いって、いつ、どんなときにつくのだろうか。経験者と未経験者の間の壁は、とんでもなく高く分厚いもののように感じられてきた。割り箸をくわえたまま難しい顔をしていると、「そんなに深く考える必要ないよ。ほら、結婚もファストファッションと同じ」。悩めるアラサー女子は、鳩が豆鉄砲を食ったように固まってしまった。この服素敵。安いし、買えば着るよね! という感覚が、あてはまるというのか。
すごく気に入ったけれど、予算オーバーだからどうしようかと考えているうちに売り切れてしまったブランドものの服。そこそこ好みだし、お買い得なので即買い、しかも気付けば何年も着ているファストファッションの服。D子のクローゼットの中にも、H&Mやユニクロで買った、お気に入りの服がたくさんあることを思い出した。どれもこれも、良いと思ったから、そのときの勢いで買った。好きなものを手に入れるって、そんなに難しいことではない。考えてみると、何気なく決めたことが結果的に良い選択だったということは、普段からたくさんある。無意識だったけれど、自分にもちゃんと勢いは備わっていたのだ。そういえば、2年前からヘビロテしているお気に入りのワンピースも、ZARAで買ったやつだっけ。
20代半ばで結婚したという先輩は、今は独身を楽しんでいる。でも、もしまた結婚するとしたら、相手も同じく離婚歴がある人がいいなぁと言う。先輩は、まだまだ市場で買い物を続けるらしい。
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