ニューヨークの街を歩いて再発見する「ジェーンズ・ウォーク(Jane’s Walk)」が、5月2日〜4日に開催。移民の歴史や街の建築、隠れた名所など、200以上の多彩なツアーに参加できる。

「ジェーンズ・ウォーク(Jane’s Walk)」とは、都市活動家ジェーン・ジェイコブズ(Jane Jacobs)の精神を受け継ぎ、市民が主導するウォーキングツアーイベントだ。街の歴史や文化、日常に息づく物語を、地元の人々がガイドとなって歩きながら紹介するスタイルで、世界200都市以上で開催されている。ニューヨークで行われる「ジェーンズ・ウォークNYC」は、その中でも最大規模を誇る。
今年の開催日は5月2日〜4日。ガイド付きの対面ツアーに加え、セルフガイド型やバーチャル型も用意されており、雨天決行となる。参加費は無料だが、対面ツアーは人数制限があるため、事前の予約(RSVP)が必須だ。
案内役を務めるのは、歴史家、学生、図書館員、地域住民など多彩なニューヨーカーたち。彼らの視点から語られるストーリーには、観光ガイドには載っていないリアルなニューヨークが詰まっている。「ジェーンズ・ウォークNYC」は、都市の活気、歴史、多様性を祝うイベントであり、歩くことで他者とつながる場でもある。
今年注目のツアーをいくつか紹介する。
【建築・街歩き】
・アッパー・ウエスト・サイドでアート巡り(Art Hopping through the Upper Westside)
・ヘルズ・キッチン・サウス。場所、社会、そして物語の特定(Hell’s Kitchen South? Identifying Sites, Society, and Stories)
・劇場街で見るブロードウェイの建築(Broadway Melody: Architecture of Note in the Theater District)
【ユニーク系】
・ニューヨークで失恋を癒す5つの場所(5 Places in New York to Mend a Broken Heart)
・ある男と運河とホールフーズ脇の奇妙な建物(A Man, A Plan, A Canal, & the Weird Building by Whole Foods)
・ローワー・マンハッタンの秘密(Secrets of Lower Manhattan)
ちなみに、昨年のハーレムツアーでは、作家コルソン・ホワイトヘッド(Colson Whitehead)が突然登場するというサプライズもあった。どのツアーも何が起こるかわからないのが魅力のひとつだ。
公式サイトではすべてのツアー内容を確認できるので、ツアーに参加できない人も参考にしてほしい。ラインナップを眺めながら、自分の足で街を歩くルートを考えてみるのも楽しい。住んでいる街、通い慣れた通りでも、視点を変えれば新たな発見があるかもしれない。
開催日
5/2(金)〜5/4(日)
場所
ニューヨーク市内5区(The Bronx, Brooklyn, Manhattan, Queens, Staten Island)
料金
無料だが、事前予約が必要
公式サイト
https://www.mas.org/janes-walk-nyc
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