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【24日付ニューヨークポスト】住宅ローン関連の調査機関HSHはこのほど、ニューヨーカーが自宅を維持するのに年間9万5729ドル(約1064万円)かかるとの調査結果を発表した。
同調査は、2017年第一四半期のデータを基に全米の住宅維持費を分析した。最も維持費が高かったのはカリフォルニア州サンフランシスコ市の16万1100ドル(約1790万円)。11万1665ドル(約1243万円)の同州サンディエゴ市、9万8542ドル(約1097万円)の同州南カリフォルニア市が続き、ニューヨーク市は第4位だった。第5位はマサチューセッツ州ボストン市で9万1419ドル(約1018万円)だった。
ニューヨーク近郊の住宅価格は近年高騰しており、平均的な住宅を購入するには9万2664ドル(約1031万円)の世帯収入が必要との結果も出ている。HSHの副社長、キース・ガンビンガ―さんは、「この冬は買い手が多く、市場が引き締まったのでは」との見方を示している。
ニューヨーク市近辺といっても、ロングアイランドやアップステート南部、ニュージャージー州などで住宅を購入し、経費を低く抑えることも可能だ。ただし、マンハッタン区中心部に出るのに電車や地下鉄、バスを利用したり、車で橋やトンネルを渡ったりしなければならず、移動時間が長いのが難点。
ニュージャージー州在住のガンビンガ―さんは、「選択肢は比較的多い。問題は通勤時間を我慢できるかどうかだ」と話した。

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