ニューヨーク・タイムズスクエアのど真ん中に、約3.6メートルの女性像としては異例のパブリックアートが登場した。ロンドン出身のアーティスト、トーマス・J・プライスによるこの作品は、見る者に静かな衝撃を与える。

この作品は、ロンドンを拠点に活動する彫刻家、トーマス・J・プライスの「グラウンデッド・イン・ザ・スターズ(Grounded in the Stars)」というシリーズの一部で、「アイデンティティと表象に対する先入観に問いを投げかける」ことをテーマにしている。ミケランジェロのダビデ像を想起させる静かな力強さを湛えた佇まいが印象的だ。
この女性像は現代に生きる一人の人物として、ロサンゼルス、ロンドン、ニューヨークでの観察や画像、公募から得た要素をもとに構成されている。
さらに、タイムズスクエア周辺の巨大スクリーンでは、彼によるもう一つの作品「マン・シリーズ(Man Series)」が5月の夜間(毎晩23時57分〜0:00)に放映される。漆黒の背景に、粘土で作られた男性の頭部を彫刻したストップモーション・アニメーション作品群である。こちらは、「個人の内的価値を前景化し、これまで見過ごされがちだった身体表現を巨大なスケールで可視化する」試みとなっている。
「タイムズスクエアは、あらゆるバックグラウンドを持つ人々が交差する場所であり、個人の物語がグローバルな文脈で交わる象徴的なエリアだ。この作品たちが、感情に深く触れるようなつながりを生み出し、人間性や文化的多様性に対する新たな考察を促すことを願っている」とトーマス・J・プライスは語る。
展示期間
展示中〜6/17(火)
展示場所
the north side of Duffy Square
Broadway and 46th St. facing 47th St.
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