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ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長と住宅復旧本部のブラッド・ゲアー担当官は9日、10月末に米北部を襲ったハリケーン「サンディ」の被害に遭った住宅を修理する「ラピッド・リペア・プログラム(Rapid Repair Program)」という公共サービスの導入を発表した。
同プログラムは連邦緊急事態管理庁(FEMA)と協同実施するもので、住宅修理を希望する人は、FEMA IDを取得する必要がある。このIDは被害状況の大小関係なく、また住宅保険や担保貸付けのステータスに関係なく、ウェブ(disasterassistance.gov)で登録もしくは、電話(1-800-621-3362)で問い合わせれば取得できる。
ブルームバーグ氏によると、市の下請け建設業者がニューヨーク市建築局と連携し、今週末にも復旧工事に取りかかる順序を決める予定。
その第一弾のグループに含められる住宅の条件は、被害が小さく電気の通っている通りに所在すること。これらの住宅には緑のプラカードが貼られると、市長は説明した。被害がより大きいことを示す赤や黄色のプラカードが貼られた住宅もプログラムの支援対象となるが、着工は先送りになるという。また、ブルームバーグ氏は被害の大きい住宅街での着工が難しい理由を、暖房や電気を操る設備が塩水によって破損している可能性が高く、感電などの危険が伴うからであると説明した。
サンディによって約1000世帯の住宅が倒壊、もしくは押し流され、7〜8万世帯が冠水被害に遭ったと推定している。
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