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日系メディアの取材を拒否する人もいた(photo: Tome)
マンハッタン区の日本総領事館前で19日、中国系住民らが多数集い、日本の軍国主義の復活を警戒するための大規模デモを行った。21日から安倍晋三首相が訪米するのに合わせ、同氏が検討する憲法改正案について「非常に遺憾」と訴えた。
デモに集まった人々は、英語や中国語で「釣魚島は神聖なる中国の領土」や「安倍は歴史の否定者。不誠実な男」、「日本侵犯を許すな」「打倒日本帝国主義」などと書かれたプラカードを掲げ、シュプレヒコールを繰り返した。
「抗議を行うということは、解決策が存在すると信じているからこそ。最善の解決策についてどう思うか」という日系メディアの質問に対し、ある男性は「両国が軍事で威嚇し合うのではなく、お互い和平外交に努めるべき」と言及。だが、「それぞれが違う歴史認識を体で覚えてしまっているという事実は変えられない」と述べ、認識の統一については「ほぼ不可能ではないか」と否定的なコメントを残した。
また別の男性は同じ質問に対し、「日本人とは話もしたくない。全部、日本が悪かったと認め、領土を中国に明け渡せばそれで済むこと」と語気を強めた。
デモには、ニューヨーク州議会議員1人も参加した。
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