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取り壊しをめぐり問題となっている旧米民芸美術館の外観
ニューヨーク近代美術館(MoMA)の隣に建つ旧米民芸美術館(American Folk Art Museum、現在、展示はリンカーンセンター近くの新立地で行われている)のビルが取り壊されることになり、建築家や市民から計画の中止を求める反対運動が巻き起こっている。
12年前にトッド・ウィリアムズ・ビリー・ツィン・アーキテクツにより建設された同ビルは、ブロンズで外壁を覆った個性的なデザインが高い評価を受け、これまでに世界的な建築賞を数多く受賞している。
計画の発表を受け、署名運動サイトのChange.comでは、同ビルの取り壊し計画を進めるMoMAに対して計画の中止を要請する署名活動が開始され、現時点でおよそ3500件以上の署名が集まっている。
パーソンズ美術大学のキリアン・リアノ教授は取り壊し計画について、「芸術とデザインを保護するはずのMoMAが、これほど価値のある建築を取り壊そうとしていることに衝撃を受けている。建築を“使い捨て”にしようとする考え方は、芸術の原則を冒涜するものだ」とし、同ビルをMoMAに併設する建築デザイン案をインターネット上で提示するなどして、保存活動を展開している。リアノ教授によるデザイン案は、folkmoma.tumblr.com で見ることができる。
旧美術館ビルは2001年に完成したが、膨大な赤字を理由に11年にMoMAに売却。MoMAは同ビルを壊し、美術館のコンセプトに合った近代的なデザインの建物を新たに建てることを懇願している。
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