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マンハッタン区イーストビレッジに位置するクーパーユニオン大学が、財政難を理由に、100年以上続いた学費無料制度を取り止める決定を下したことが、このほど明らかとなった。
これにより、2014年秋以降に入学する学生は、年間の授業料3万8550ドルのうち半分に当たる1万9275ドルを負担することになる。現在すでに入学済みの学生には卒業まで全額が支払われる。また、低所得家庭出身の学生に学費全額を支給するペル基金は、今後も続行されるという。
同大学は建築、美術、工学の分野で全米トップレベルといわれる私立の名門校で、1859年の創立以来、創立者ペーター・クーパー氏の理念である「教育の無償提供」を実践し続けてきた。学費はすべて大学が提供する奨学金で賄われてきたが、財政難により今回の決定に踏み切った。
発表を行ったマーク・エプスタイン評議会会長は、「質の高い教育を多くの人に提供することが、今後も最優先事項だ。これからも社会的、経済的背景にかかわらず、優秀な学生が集まる実力主義の大学であり続ける」と述べた。
同大学の建築科に通うウィルソン・ミュラーさんはこの決定について、「開拓者の理想を打ち砕く行為だ。この大学は無償教育の最後の砦だった。葬式に参列しているような気分だ」と憤った。
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