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側近である選挙の資金調達係が有罪となったジョン・リュー氏
次期ニューヨーク市長選への出馬を正式に表明しているジョン・リュー市会計監査官の元選挙運動員2人が、資金調達で不正を働いた疑いをかけられていた裁判で、3日、両被告の有罪が確定した。中国系米国人のリュー氏が当選すれば、同市初のアジア系市長が誕生するとして期待されていたが、今回の不祥事が支持率にもたらす影響は計り知れない。
有罪となったのは、リュー氏の選挙キャンペーンで会計担当を務めていたジア・フー被告と、同じく資金調達担当者だったシン・ウー・パン被告。市長選では個人からの寄付金は上限が4950ドルと定められているが、両被告は不正な送金処理を行い、単一の寄付者から得た多額の寄付金を、複数人から獲得した寄付金に見せかけるよう虚偽の報告書を作成した。
リュー氏は一連の犯行について「違反行為をしたつもりはない」と主張しており、今後も選挙運動を続行する意向を表明。「私はこれまでの活動に誇りを持っている。最終的な判断を下すのは、この素晴らしいニューヨーク市に住む市民だ」と語った。
逮捕に至る過程では、連邦捜査局(FBI)の捜査官が多額寄付者を装ってパン容疑者に接近し、不正な寄付を受け取らせようとするおとり捜査も行われ、隠しカメラによる映像や音声などが証拠として提出された。
両被告の弁護人は、上訴する意思を明らかにしている。
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