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ニューヨーク市警察庁(NYPD)が公開した2013年第1四半期の統計によると、マンハッタン区の富裕層市民が住む地域の犯罪率が急上している。地元紙ニューヨークポストが報じた。
同統計を見ると、チェルシーやグラマシー・パーク、トライベッカ、ソーホー、ミッドタウン南などの地域では昨年同時期と比べ、レイプの被害件数がそれぞれ3〜4件増えている。
中でも高級住宅地が広がるグリニッジビレッジの犯罪率は28.7%増で、主に窃盗と暴行が多かった。
同地域で15年にわたりバーを経営してきた男性は、「タイムズスクエアで犯罪が蔓延っていた頃を思い出す。ことしに入って、周辺の治安が急激に悪くなっている印象を受ける」と語る。
ウエストビレッジを管轄するNYPD第6管轄区では、1月から3月までに44件の暴行罪(昨年は16件)、351件の重窃盗罪(同257件)が記録されており、昨年と比較すると治安の悪化が顕著に見て取れる。
一方、過去に犯罪率の高かったチャイナタウン、ロウワーイースト、イーストビレッジ、ミッドタウン北などの犯罪件数は減少している。
ニューヨーク市全体では、それぞれレイプが30.8%、重窃盗が9.5%、暴行が9.4%上昇。反対に、車上荒らしは5.9%、窃盗は18.6%減少した。
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