ハーバード大学やコロンビア大学などのエリート校を含む大学への資金援助が大幅に削減される中、留学生の教育環境は劇的な変化を遂げている。アメリカで長く教えてきた教師が投稿サイトのReddit に、海外からの留学生に向けて、「もうこの国に来るな」と警告し、波紋を呼んでいる。ファイナンシャルエクスプレスが26日、伝えた。

投稿には「私は世界中からやって来る学生たちに教えることを愛してきたが、もはやアメリカは彼らにとって安全で現実的な選択肢ではない。ハーバード大学の状況や大規模な研究費削減は、ほんの始まりに過ぎない。この政権が発足してからまだ 4カ月しか経っていないが、私はアメリカ生まれの白人であるにもかかわらず、既に恐怖を感じている。私はこの国を離れるつもりだ」とある。
それに対しあるユーザーは直面する課題の深刻さを認め、「留学生を不安定な状況に追い込むようなことが、本当に多く起きている」と投稿。一方で、 「現在の政権は移民政策と抗議活動に関する規制を強化しているが、アメリカは依然として世界有数の大学やイノベーションの拠点を受け入れている。一部の報道は懸念すべきものだが、それらは全ての留学生の経験を代表するものではない。『アメリカに来るな』と、特に特権的な立場から発言することは、安全や機会、学問の自由を求める人々の希望を軽視する行為だ」と反論する声もある。
また、歴史的な視点から皮肉る投稿も見られた。「アフリカ系アメリカ人が建国以来、システム的な暴力と差別を生き延びてきたのだから、これぐらいのことは耐えられるだろう。白人が大げさに言うな。これはわれわれにとって新しいことではない」。 別のユーザーは忍耐を促し、「恐怖を煽るのはやめよう。何の役にも立たない。自分たちのため、そして人類全体のために闘い続けなければならない。この国をまだ諦めないで」と投稿。ある留学生は次のように投稿している。「ありがとう。でも私は自分の運に任せる。たった2年間の修士課程だ。気付けば終わっているさ」
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