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米電子機器大手のアップルが、出版社との談合のもとで電子書籍の価格を釣り上げたとして米司法省から訴えられていた民事訴訟で、ニューヨークの連邦地裁は10日、アップルの行為は反トラスト法(独占禁止法)違反にあたるとする判決を言い渡した。アップルは判決を不服とし、上訴する意向を明らかにしている。
裁判は、アップルが2009年から10年にかけての1カ月半に複数の出版社と契約交渉を行った際に価格の釣り上げを共謀したとして、米司法省がアップルと出版社5社を訴えていたもの。
デニス・コート連邦判事は、競合相手である米アマゾンが9.99ドルで電子書籍を販売していたのに対し、各出版社が各自で独立して競合することは困難な状況だったことを指摘。アップルが「価格競争を排除するための仕組み」を提案し、価格つり上げの共謀を主導したとの判断を示した。
また、「アップルが不法行為であることを認識しながら談合に参加していたことは、圧倒的な証拠から判断して明らか」と述べた。
同じく訴えられた出版5社はすでに司法省と和解に至っているが、アップルは違反行為を否認し和解を拒んだため、今回の裁判に発展した。
損害賠償については、今後新たな審理で決定される。
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