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高級品になりつつあるトマトがさらなる値上げの危機に直面している。今月14日に米商務省国際貿易局(ITA)が発表した、メキシコ産輸入トマトの関税一時停止の離脱がその理由。ITAは17.09%関税を即時適用するとしており、メキシコ産トマトの値上げは避けられない模様だ。タイムが15日、伝えた。

写真はイメージ(photo: Unsplash / Josephine Baran)
アメリカで消費される生のトマトの約70%は輸入品で、その大半はメキシコ産だ。1996年以降、アメリカ産トマトの市場シェアは80%から30%に低下。一方でメキシコからのトマトの輸入量は400%増加している。
インフレで食品価格の高騰が続く中、「トマト1束の価格が数セントしか上昇しないとしても、トランプ関税がさらに価格を押し上げる可能性もある」と指摘するのはミシガン州立大学の食品経済学者デビッド・オルテガさん。オルテガさんによると、トマトの旬である夏はアメリカ産のトマトが店頭に並ぶため、消費者が新しい関税の影響を感じるのは秋以降、特にメキシコ産に大きく依存する冬は「切実なものになるだろう」と予測する。
トランプ氏はまた、ブラジルに対して50%の関税を課すと宣言。もし8月1日に予定通り実施されれば、牛肉、オレンジ、オレンジジュースなどの価格も上昇する見込みだ。ブラジルからの輸入品の多くは、アメリカ産で容易に代替できるものではないため、オルテガさんは「関税が維持されれば、食品価格に顕著な影響を与えるだろう」と危機感を募らせている。
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