世界で最も多くの国や地域にビザなしで渡航できる「パスポートの強さ」を示すランキング(Henley Passport Index 2025)で、日本のパスポートはシンガポールに次ぐ2位となった。ビザなし、または到着時にビザ取得で入国できる国・地域の数は190にのぼる。

ちなみにアメリカは今回、過去最低となる10位にまで後退した。ビザなしで渡航できるのは182か国で、リトアニアやアイスランドと並ぶ順位。2014年にはアメリカのパスポートは世界1位だったが、その後はじわじわと順位を落とし続けている。移民政策の硬化や外交関係の変化などが影響していると見られる。
一方、日本のパスポートはここ数年にわたりトップクラスの順位を維持している。コロナ禍で渡航制限が厳しくなった時期もあったが、2023年まで数年間は単独1位だった。今回はシンガポールに首位を譲った形だが、それでも高い信頼性と外交安定性を反映した結果といえる。上位10カ国は以下。
1位:シンガポール(193カ国)
2位:日本、韓国(190カ国)
3位:デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、スペイン(189カ国)
4位:オーストリア、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スウェーデン(188カ国)
5位:ギリシャ、ニュージーランド、スイス(187カ国)
6位:イギリス(186カ国)
7位:オーストラリア、チェコ、ハンガリー、マルタ、ポーランド(185カ国)
8位:カナダ、エストニア、UAE(184カ国)
9位:クロアチア、ラトビア、スロバキア、スロベニア(183カ国)
10位:アイスランド、リトアニア、アメリカ(182カ国)
同ランキングは7月18日に発表された、詳細はこちら。
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