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全米小売業協会(NRF)によると、感謝祭後の週末、全米で1億4100万人が買い物に出掛けたことが判明。昨年は1億3900万人で、ことしは過去最高の人出を記録したが、総売上は574億ドルで、前年比3%減となった。
一人当たりの平均支出も407.02ドルで、前年の423.55ドルから減少した。専門家はこれについて、値引き合戦の末に客単価が下落したと分析している。
一方、オンライン販売は出だしから好調で、より多くの人が混雑した店舗へ出掛けるよりも、自宅で好きな時間にウエブサイトから買い物をする方を選んでいるようだ。
米コンピュータ大手IBMの調べによると、感謝祭当日と翌日のブラックフライデーの2日間におけるインターネット通販の売上高は、前年比17.3%増となった。
特にタブレット型端末やスマートフォンなど電子機器の売れ行きが好調で、オンライン通販の売り上げ全体を後押ししている。近年米国では感謝祭の週明けの月曜日は「サイバーマンデー」と呼ばれ、多くの小売店がネット上だけの特別価格を提供するため、同日も多くの消費者がオンライン通販を利用している。
市場調査会社フォレスターは、ことしのホリデーシーズン中に1億6700万人がオンラインショッピングをすると予想している。総売上高は昨年より15%増えて787億ドルとの試算で、オンライン通販は店舗での販売を大きく上回ると予想されている。
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